外壁塗装工事の際の「坪単価」の仕組み
外壁塗装を行う業者のHPやチラシなどで見かけるワードに、外壁塗装を建物の坪単価で記載しているのを見かける事があります。
例えば、建坪25坪の建物の場合100万円建坪35坪の建物の場合150万円など、建物の建坪に対して係数をかけて外壁塗装の金額を記載しております。
このような記載の仕方の方がわかりやすいと思われる方もいらっしゃるのかもしれません。
しかし、この計算方法は間違っております。
外壁塗装というのは、建物の坪数ではなく外壁の面積で計算をして費用を算出します。
実際に工事にかかるのは、外壁の面積に対する工事となるからです。
外壁塗装の坪単価はあくまでも目安と考えよう
建物の建坪25坪で外壁塗装の金額が100万円という例ですが、同じ25坪の建物であっても窓の大きさや建物の凹凸により外壁面積が大きく変わります。
同じ建物の建坪25坪の場合でも必ず外壁面積に差が出るので、外壁塗装工事の費用には差が出ます。
また、建物の建坪30坪であっても、窓が大きく数が多かったり建物の凹凸により、建坪25坪の外壁面積よりも少ない外壁面積となってしまう事があります。
この場合、建坪が30坪であっても25坪の建物の外壁塗装工事の費用がお安くなります。
外壁塗装工事ですので、あくまで外壁の面積に対する工事となります。
建物の建坪に係数をかけて外壁塗装工事の費用を計算する等という事は、あってはならない計算方法なのです。
正式な見積りも坪数から作っている外壁塗装業者には注意です
一見わかりやすく明朗計算をしてくれているように思えるかもしれませんが、このような計算でしか費用を算出できない業者は、外壁塗料や施工方法に得手じゃない可能性もあります。
このような業者には、絶対に外壁塗装工事を依頼してはいけません。
特に訪問販売の業者にこのような計算をする業者が居ますので、気を付けるようにしましょう。
建築の見積もりというのは、きちんと面積や数量を計算した上で費用を捻出します。
建物の建坪で外壁工事の費用を計算するような、間違った業者に外壁塗装工事を依頼しないようにしましょう。